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2009年8月16日 (日)

サマーウォーズ

お盆休み中に映画を観て来ました。レイトショーだから空いているかなと思ったのですが、甘かったですね。札幌では札幌ファクトリーにあるユナイテッドシネマだけの上映だということもあったのでしょうが、とにかく人が多かった。

監督は、「時をかける少女」の細田守。3年ぶりの新作で、原作のない完全オリジナル。

物理部に所属する高校2年生の健二は、数学オリンピックの代表選考から外れたショックから立ち直ることなく日々を過ごしていた。あるとき、高校の先輩で校内のアイドル的存在の夏希から彼女の田舎に一緒に旅行するアルバイトを頼まれる。彼女の実家は戦国時代から続く、武家の血をひく大家族。そんな中、サイバーテロが起こり、期せずして健二と夏希の大家族は、世界の命運をかけた一大事件に巻き込まれていく。

氏の作品らしく、何気ない日常にとんでもないSFの設定が入り込んでいる。前作の「ときかけ」では、主人公がタイムリープという時間を跳躍する設定だった。今回は「セカンドライフ」のような仮想世界が日常的に使われている設定で、現実の社会以上にネットが人々の生活に密着している世界になっている。ひとたび、サイバーテロに晒されると、社会機能が麻痺してしまう。

「仮想世界」という最新のネットワークと「大家族」というアナログなネットワークの対比というのがこの作品みどころ。対比といっても対立の構図ではなく、それがうまく融合すると世界が動かせるくらいの大きな力になるというのがおもしろい。日本人が忘れかけている思いやりや助け合いが作品のところどころに垣間見えて、とても心地の良い作品でした。

舞台になる長野県上田市の山々の風景を見事に描写した背景もみどころ。目を閉じると今でも青々とした緑が思い出せます。実写映画にはない、つくりものの絵が世界観をつくるアニメのおもしろいところです。

主人公の健二は、当初はかなりなさけないダメ男なんですが、たった数日で得意の数学で世界を救ってしまうくらいすごい奴になります。最後にヒロインの夏希からご褒美の・・・。それを見守る周りの家族たちの反応は、みていてほのぼのとします。エヴァンゲリオンみたいにこれでもかというくらいの情報量で観客を魅了する方法もあるけど、従来の日本映画のような“間”のある映像は本当にいいです。エンディングロールのバックで流れる、山下達郎の歌もはまっていた。観客達が最後まで席を立つことなく見入っていたのは最近ではあまりないですね。

久しぶりに夏休みに見るべき映画という感じでした。思っていたよりもおもしろく、本当映画っていいですねという感じです。

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コメント

映画でござるか!
久しく映画館に行っていないなぁ~。
チビがいると、どうしても我慢して家でレンタルしてきて見る事になります。
そこそこオーディオを揃えても、やはり映画館の迫力には足元にも及ばない…。
今度、子供向けの映画でも連れて行ってみようかな。

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